055-278-2016
Facebook
Instagram
アクセス

事業部長のブログ

新年度は、持病が発症したが得るもの多く

お正月を迎えて、あれよあれよと、いつの間にか4月になってしまいました。
毎日が本当に過ぎるのが早く、今年も4分の1が終わってしまったのです。
外を眺めると桜が綺麗に咲いていて、とても春らしい心地い季節となりました。

医療法人 久晴会 甲斐リハビリテーションクリニックでは、前回の事業部長のブログでも少しご紹介させていただきましたが、新しい取り組みをいくつも4月1日から始めています。
また、数年先が全く透明感を持たない最近の情勢の中で、僕たちが地域の皆様に、そして患者様お一人お一人に、どうやって質の高いサービスをご提供ができるのか、毎日知恵を絞っています。

そんな中、多くのスタッフと日々コミュニケーションをとる中で、僕自身が大事にしていることは
「素直な気持ちで意見を聞く」ということです。

僕は今年で40代も半ばで、20代のスタッフは自分の息子と話をしている感覚にもなりますが、とても素晴らしい考えをみんな持っています。
僕は、4月1日から業務執行理事という役職に選任いただきましたが、現場と一緒に考えていきたいということは変わりません。

「事件は会議室で起こっていない、現場で起きているんだ!」

という名台詞は、20代のスタッフは知らないかもしれませんが笑、現場に向かわないことには始まりません。
(柳葉哲郎さんがカッコ良かったな〜と思い)、管理者と現場が信頼し合った関係は、組織の普段以上のものを発揮してくれます。

僕はよく気になることがあったり、とりあえずのアイデアが沸いた時は、その都度スタッフに相談します。
「甘利部長、それはですね・・・」
としっかりと彼らは答えてくれます。彼らは僕が考えている以上にとても組織のことを考えてくれています。
それをまとめて、法人のベクトルに、そしてビジョンに照らし合わせて形にするのが僕の仕事。

仕事は楽しくないといけません。つまらないと思って仕事をしていたら絶対につまらなくなります。
医療や介護の現場では常に緊張感ある仕事が求められます。患者さんの生命や生活に関わることをお預かりし、そのサポートをする。そんな僕らスタッフが「毎日楽しくない」のであれば、患者さんを応援することができません。
だから、悩みを抱えていそうなスタッフ、困っていそうなスタッフ、孤独になりかけているスタッフは絶対に見過ごしてはいけません。
僕のようにすぐに他人に相談できる人は逆に珍しいかも知れませんが、できるだけ職場の風通しをよくして、みんなで声を掛け合うことができる職場を作っていく、それが質の高いサービスの第一歩だと思います。

先日、僕は持病の尿管結石に数年ぶりになり当院に朝イチで受診しました。

4月1日入職の磯部医師に早速エコーを取っていただいたり、看護師さんが僕の激痛の背中をさすってくれたり、手が冷たいですよと握って心配してくれたり、もう嬉しかったです。
そんな中ベッドで午前中横になっていると、普段聴くことがあまりない医師や看護師・医務・リハビリスタッフの診療でのやりとりが聞こえてきました。激痛にもがき苦しんでいながらも、彼らの会話に耳を傾けていると、とても真剣に医療を提供していることを感じることができました。当たり前なことだと思いますが、それがしっかりとできている職場をいつも誇りに思います。
午前をベッドで休み激痛からとりあえず理事室に戻りお昼を食べていると、いつも広報でチームを組んでいるスタッフがきてくれました。
「甘利さん、大丈夫ですか!?これ飲んで元気になってください!」
と飲料水を数本持ってきてくれました。
同席していた院長等に「愛されているね〜」と言われ少し照れましたが笑、本当に嬉しい瞬間でした。

次の日にどこの部署に行っても
「部長!!大丈夫!?休まないとダメだよ!!」とみんなが声をかけてくれました。

以前のブログでは大雪が降ったことでスタッフに感謝をしたと書いたこともありましたが、今回は持病の尿管結石に感謝したくらいですw

事件(良いことも課題も)は現場にあります。それをしっかりと感じることができた新年度最初の1週間でした。

これからも彼らの働きをしっかりと把握しながら、そして彼らた楽しく仕事ができるよう、さらに努力をしていきたいと思います。

関連記事