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Dr.コラム

パーキンソン病総論

  • パーキンソン病って聞いたことある!!

 

パーキンソン病という病名を聞いたことがある、という人は今や医療従事者でなくても珍しくないと思います。それぐらい日常的にも情報を目にしたり耳にする機会があるということだと思いますが、実際に患者さんの数も決して少なくはありません。脳神経内科では、頻度が稀で治療が難しいとされる難病の診療に携わることが多いのですが、パーキンソン病に関しては現在ではそれほど珍しい病気ではなくなっています。

理由は2つ、1つは平均寿命が伸びているためです。パーキンソン病は一部の遺伝性のものを除いて、高齢であればあるほど発症しやすいため、現代の高齢化社会では患者さんが増えています。

2つ目は投薬治療などの治療法の効果が向上しているためです。治療薬が開発される以前のパーキンソン病患者さんの経過は、運動機能の低下により5年ほどで寝たきりになってしまい、食事が取れなくなって衰弱してしまったり、食べ物を誤嚥してしまうことで発症する、誤嚥性肺炎で亡くなってしまうという病気でした。

しかし、症状を軽減する治療薬が登場し、また日常生活の過ごし方によって病気の症状進行を遅らせることが出来る事などが徐々に分かり、病気の予後が改善し、亡くなる患者さんが減ったため、患者さん全体の数としては増えていく、という結果になっています。

このようにパーキンソン病は決して珍しい病気ではなく、治療を受けながら、普段通りに町中を歩いている患者さんも沢山います。今の時代は、一般の方もインターネットで病気の情報も比較的容易に手に入れることも出来るため、医療機関を受診する前に、既に御自身や御家族がそういった方法で調べ、パーキンソン病を疑って受診されるケースも増えています。

次回からはパーキンソン病の症状などの特徴についてお話ししていきたいと思います。

甲斐リハビリテーションクリニック 院長 三輪道然

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