初めまして、当院で外来リハビリテーション部所属の諸星明宏と申します。今回は何かを続ける力すなわち「習慣化」についてお話しさせていただきます。習慣化によっておこる効果やコツなど、少しでも皆様に役立つ情報となればと思います。なお今回はリハビリにもつながる様に、運動に焦点を当ててお伝えします。
習慣化の力で人生を変える
私たちは新しいことを始めるとき、最初はやる気に満ちています。でもその気持ちは長続きしないことが多いです。だからこそ、意志より仕組みが大切になります。
習慣化がもたらすもの
- 小さな努力が積み重なる
1日10分の読書でも、1年で60時間を超える学びになります。 - 意思決定のエネルギーを節約できる
「やるか・やらないか」を毎回考えなくなるので、ストレスが減ります。
自己肯定感が高まる
小さな習慣を守るたびに「自分は続けられる」という実感が積み重なります。
- いきなりハードルを高くしてしまう
- 「やらなきゃ」と義務感だけで取り組んでしまう
- 効果が出る前にやめてしまう
つまり、やめたくなる仕組みを自分でつくってしまっているのです。
運動習慣化の3つのコツ
- 小さく始める
「30分走ろう」と思うと気が重いですが、
「1日5分だけストレッチ」なら気軽にできます。
- 歯磨き後にスクワット10回
- 出勤前に腕立て5回
- 夜の入浴後にストレッチ
既にある習慣に“ついで”で組み込むと続きやすいです。
- 見える化&ご褒美
カレンダーに運動した日を○でつけたり、
1週間続いたら好きなスイーツを食べたり。
「やったことが見える」「達成感がある」ことでやる気が続きます。
運動を習慣にすると…
- 疲れにくくなる
- 気分が前向きになる
- 体型が整う
- 睡眠の質が上がる
たった10分の積み重ねが、数ヶ月後には驚くほどの変化を生みます。
まずは「スクワット5回」や「ラジオ体操1分」からでOKです。
運動は “やる量より、やる習慣” の方が大切。
未来の自分に「ありがとう」と言ってもらえるように、
今日から小さな一歩を踏み出してみませんか?
Let’s have a good time!
以上簡単ではありますが、「習慣化」についてお話させていただきました。
少しでも皆様の力になれる様に日々精進していきますので、どうぞ今後も宜しくお願い致します。
外来リハビリテーション 主任 作業療法士 諸星明宏