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Dr.コラム

パーキンソン病の運動症状について

パーキンソン病は運動障害を主症状とする病気の代表格です。

脳神経内科で診療する病気には運動障害を伴うものが沢山ありますが、最も有名なものがパーキンソン病である、といっても過言ではありません。

しかし、運動障害と言っても色々な症状が含まれます。手足に力が入らず動かせなくなってしまうもの、逆に勝手に力が入り続けるために自由に動かせなくなるもの。自分の意志と無関係に手や足が勝手に振るえてしまったり、手で物を取ろうとしても目的の場所に上手く手を運べなかったり、あるいは単に手を握るのは出来るのに、ボールペンを上手く握れなかったり、などなど病気の種類により様々な症状が見られます。また、同じ病気でも患者さんによって症状が部分的に異なる、ということまであるのです。

さて、ではパーキンソン病の場合はどうでしょう。パーキンソン病の代表的な運動症状としては以下のものがあります。

  • 振戦:振るえのこと、手や腕、脚、頭部に一定のリズムで左右、或いは上下に勝手に身体が動いてしまいます。
  • 無動:全体的な動作が緩慢になり、普段意識せずに行っている細やかな動作を行わなくなってしまいます。例えば、歩いているときに自然に腕を前後に振ったり、人と話すときのちょっとした表情の変化や瞬きなどが乏しくなります。
  • 筋強剛:筋肉のこわばりです。自分では力を抜いているつもりでも、身体中の筋肉が硬くなってしまい、身体を捻ったりする動作、臥位から起き上がったり、寝返りを打ったりするのが苦手になります。
  • 姿勢反射障害:バランスを取ることが苦手になり、転びやすくなります。 

他にも細かい特徴はありますが、これらの症状が以前はパーキンソン病の4徴

(4つの代表的な徴候)と呼ばれていました。姿勢反射障害は進行期になってから認めるようになる症状であるため、早期の患者さんには見られません。それで、現在は上の3つの症状でまとめて3徴と呼んでいます。次の回では一つ一つの症状に関して詳しく説明していきたいと思います。

甲斐リハビリテーションクリニック 院長 三輪道然

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