1. 理事ごあいさつ

  2. 内科

  3. 脳神経内科

  4. ボツリヌス療法

  5. 外来リハビリテーション

  6. 地域支援リハビリテーション

Vol.5「山梨県の強みを活かした医療・介護・福祉の創造事業」

武田正之常任理事(以下、武田)

山梨はすごく面白い場所で、地方なのですが東京に近く、わりと新しいもの好きな人が多いのかもしれません。最初は東京に目が向くけれど、それぞれが頑張って地元でレベルを上げていくことで、次第に山梨が中心になっていることあるのが、すごくいいのではないかと思いますね。
富士山や八ヶ岳などがあり観光地としてはすごく魅力的な地域で、東京との交流も多く、最近は北杜市などには首都圏からの移住者もかなり多いようで、そういう方々とおつきあいすると非常に面白いですよね。

小林常任理事(以下、小林)

医療法人久晴会グループの山梨福祉総研では、様々な業界の皆様方から事業連携や委託事業の提案を頂いています。一例をあげますと県内のあるホテルの運営を依頼されており、現在、医療、介護、福祉の様々な活用方法について検討しています。また産まれてから亡くなるまでのライフステージ全般を支える事業創造を中心に、障がいの存在そのものを問題としない観光事業にも取り組んでみたいと考えています。私たちのクリニックの入館証にもなっている名札の裏には、法人理念が記されており、そこには「誰一人孤独にしない安寧の世を作る」という一文が在ります。職員は常に身につけ毎朝朝礼で唱和し、個々が業務時に於ける様々な判断の礎ともしているものです。この理念を基に、法令を遵守しつつも従来の枠に囚われない自由な発想で、県内の様々な魅力を活かした事業創出に引き続き努めてゆきます。

武田

予防医学は非常に大事ですが、山梨県全体としても遅れている分野であり、今後特に力を入れていかなければなりません。また、高齢化が進み、しかも新型コロナウィルス感染症への対応もしている今の時代は、高度な「専門的医療」と総合的に診断をつけられる「総合医療」の両方が必要とされています。かかりつけ医や総合医の分野では日本は相当遅れているので、推進していかなければならないのですが、大学の医学部の教育はどちらかというと専門家を養成する傾向にあります。
高齢化が著しい日本の人口構成の中で、住民の皆さんのQOL(「生活の質」「生命の質」)をどうやって求めていけるのか。そこが一番問題であり、何とかしたいと思っています。

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