当院では脳卒中等による麻痺(まひ)や痙縮(けいしゅく)の改善を目的に、rTMS(反復経頭蓋磁気刺激療法)・ボツリヌス療法をおこなっています。
rTMS(repetitive Transcranial Magnetic Stimulation:反復経頭蓋磁気刺激療法)は、脳卒中等による腕や手指の麻痺の改善を目的に、頭の上にあてた電気コイル内に電流を流して磁場を発生させ、それにより脳内にわずかな電流を誘導、痛みを伴わずに頭の外から脳卒中等で弱まった脳活動を高める効用が期待される治療法です。
※反復経頭蓋磁気刺激療法(rTMS)は保険適応外ですので、患者様の費用負担はございません。
※医師により適応と判断がされた患者様が対象となりますので、ご自宅から通院での施行が可能です。
rTMS(反復経頭蓋磁気刺激療法)の装置
8の字型コイルから垂直方向に発生する磁力で、大脳をほぼ無痛性に局所的に刺激する装置です。
rTMS(反復経頭蓋磁気刺激療法)の考え方
一般に脳卒中などによる上肢(腕・手)の麻痺は、ごく軽い麻痺が残っているだけでも実用的に手が使えるようになるのが難しい傾向にあります。
これまで麻痺側(患側)を訓練しようとすると、健常な側の脳が麻痺側の機能を代償して助けてくれると考えられていましたが、逆に正常な側の脳が代償しようとすればするほど、損傷した側の脳の働きを過剰に抑制(※1)してしまい、その回復を妨げ、結果的に麻痺した側の訓練や機能回復をじゃますることがわかってきました。
リハビリテーションの過程では、こういった症状を克服するために健側上肢を三角巾などで使えないようにし、麻痺した側の上肢だけを使う訓練を集中的におこなう治療法(CI療法)なども試みられていますが、麻痺した上肢の働きをより効率的に表出させようとするのが、rTMS反復経頭蓋磁気刺激療法です。
(※1)
反復経頭蓋磁気刺激療法は「1秒に1刺激」という低頻度刺激を「健側脳(病巣がない側の大脳)に適用します。「1秒に1刺激」という低頻度のTMSは刺激を与えた部位の神経活動を抑えるとされており、健側大脳に低頻度TMSを与えると、健側から病側にかかる(半球間)抑制が低下(つまり健常な脳からの余計な「お節介」を磁気で抑制)することにより、間接的に脳の損傷した部分周囲を活発に機能させ、脳の持つ回復力を最大限に引き出すことを目的としています。
医院概要
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